警察は、下記のように、被害者に対する支援活動を行っています。

■被害者への情報提供
○ 各警察署に被害者連絡担当係を置いて、捜査状況の連絡など、各種の情報提供に努めています。
○ 刑事手続の流れや損害賠償制度の概要などをわかりやすくまとめた「被害者の手引」を被害者の方に配付しています。
　
■相談の受付、精神的な被害回復への支援
○ 被害者のニーズに応じた各種被害相談窓口を開設しています。
○ ストーカー事案、ＤＶ（ドメスティック・バイオレンス）事案、盗撮などの迷惑行為の被害者からの相談に適切に対応するため、「ストーカー対策班」を設置しています。
○ 心の傷の回復を支援するために、心理専門家によるカウンセリングも行っています。
　
■捜査過程における被害者の負担の軽減
○ 被害者用の部屋で事情を聞いたり、性犯罪の被害に遭われた方には、希望に応じて、女性警察官が事情をうかがいます。
○ 必要に応じて、被害者支援要員に指定された警察職員が、被害者の方に付き添うなどして、負担の軽減を図っています。
　
■被害者の安全の確保 　
○ 犯人からの仕返しなどを防止するために、被害状況に応じた方法で被害者の方の安全の確保に努めています。
　
■関係機関・団体との連携した支援
○ 司法、福祉、教育、医療などの機関や、民間被害者支援団体が参加した「山口県被害者支援連絡協議会」を設立し、互いに情報を交換し、連携しながら、具体的な支援活動を推進しています。
○ よりきめ細かな支援を行うために、県内全域をカバーする形で２２の地区ネットワークを構築しています。
　
■被害者・遺族への経済的支援
○ 被害者の方に対して、社会の連帯共助の精神に基づき、国が一時金として給付する犯罪被害給付制度があります。